抗がん剤と「うつ」

ちょっぴり夏みたいな陽気が続いています。
病院内の気温・湿度は一定にコントロールされているけれど、それでも、なんだか汗ばむようなことが多くなりました。
思わず、

アイスクリーム食べたーい!!

と言ってみたり☆

・・・だって、言うだけならタダやし~


さて、ケモ(化学療法)を受けているときの、不安や「うつ」症状について、知っていることをまとめておきます。

抗がん剤が、身体に大きな影響を与えることは周知の事実です。
でも時として、精神面にも、副作用のようなものがあらわれることは、あまり知られていません。
人によって程度差が大きい・副作用かどうかを確認するのが難しい、ということもありますが。

「癌です。」

と言われれば、誰でも不安になったり、恐怖に襲われたりします。
ストレスを感じ、ふさぎ込んだり、ココロが不安定になることは、ある意味、正常な反応と言えるかもしれません。
・・・経験者の方は、誰よりもよくご存知ですよね・・・

問題は、抗がん剤自体に、そういう不安感や鬱々とした気分を増強する作用を持つものがあるということ。

神経系統に作用が強いものには、要注意です。

インターフェロンは、その代表格だという説明を受けたことがあります。
もちろんインターフェロンにも色々あって、種類によっては、近ごろ別のお薬に取って代わられているものもあるのですが。
いずれにせよ、癌細胞の増殖を抑える作用を期待され、さまざまなガンの治療に使用されている薬剤です。

私は、インターフェロンを直接投与されたことがないので、経験から何かを語ることができません。
ただ、クスリの本で調べると、ほかにも色々な種類の抗がん剤が、精神的な不安やうつ状態を招く可能性があることが分かりました。

ステロイド剤のプレドニゾロンは、要注意。
あとは、頻度は下がって、シスプラチン、ビンブラスチン、ビンクリスチン・・・・など。
あー、私がどっぷり使ったものがいっぱい!

あまり重篤な副作用は起こらないとされているホルモン剤でも、まれに、
タモキシフェン、エキセメスタン・・・など。

実のところ、上記のような抗癌剤を実際に投与されて、私が副作用として病気の「うつ」を発症したかというと、答えはNOです。少なくとも、カルテにはそういう記載はなかった模様。
その時々は耐えるのに必死で、自分の精神面での症状を、冷静に判断できる状態ではなかったし・・・

なので、以下は「今思えば・・・」という後日談です。
今思えば、薬の投与中は、気分の落ち込み方がハンパじゃありませんでした。
眠れなかったり、喜怒哀楽が通常の時とは異なる出方をしたり、とにかく絶望したり・・・

カルテに「うつ」と記載はされなくとも、それに近い不安や落ち込みの増強がありました。

こんな状態、もしかしたら周囲の人々の目には、「ガンで、心まで壊れてしまった」状態と映るかも知れません。
また、治療を受けている本人とどう接してよいのか、分からなくなってしまうかも知れません。

少ない経験からで恐縮ですが、思いつくまま言わせていただくと・・・
周囲はまず、心のコントロールがうまくいかなくなってしまった本人の焦りや思いを、受け止めることが大事かと思います。
そして、叱責したり、強い言葉で励ましたり慰めたりするのではなく、悩みや症状の訴えに耳を傾けてもらえれば、と思います。

一方、不安や落ち込みが激しくなった本人はどうすれば良いのか・・・


私はとにかく、その不安感や恐怖を、「薬のせいだもん♪」と片付けてしまうことにしました。
抗がん剤が終わってしまえば、こんな気持ちにならない。
治療が全て済めば、きっとずっと幸せな気分になれる。

・・・そう言い聞かせて、不安感を吹き飛ばそうとしました。

もちろん、自分にそう思い込ませることも大変だし、限界はあります・・・。
治療に疲れ果て、心がヨレヨレになってしまうこともあります・・・。

でも、自分にせよ周囲にせよ、「薬の副作用なんだから」と割り切ることができれば少しは楽にならないでしょうか。

身体にあらわれる副作用に対して、心にあらわれる副作用には、あまり注目が集まりません。

抗がん剤治療を受けていらっしゃる方の精神面が、少しでも病気と薬の影響を受けていないことを、願って止みません。

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