仏の顔(ガン)も三度まで

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<<   作成日時 : 2008/01/09 12:41   >>

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子供にガンの事実を伝えること。

・・・これには、賛否両論あるでしょう。
する/しない――
私は、ケース・バイ・ケースで考えれば良いのではないかと思っています。
その子供さんに一番近い人たちが、その子の

年齢
性格
環境
病気の状態や進行度
将来への影響


といったものを考えて、何をどこまで伝えるのかを決める。
そして、その子の治療やケアにあたる人々と家族を集めて、本人が色々質問できるリラックスした状況をつくりながら、話し合う。

・・・これが、私にとっての「理想」です
(でも、ほんとに、百人子供がいれば、百通りのやり方がありますからね。何とも言えませんが。)

みみやまの小児ガン場合。
(もちろん、小児ガンにも色々あります。申し訳ないのですが、私の病気がどの種のものであったのか、詳細は伏せさせてください・・・。)

「がん」という言葉が、主治医や家族との会話で出たことは一度もナシ。


どうしても「がん」について言及したい時の、周囲の言語変換は以下の通り。

  「がん」→「体に良くない腫瘍」

(もう少し年いってたら、「体に良くない」=悪性=ガンでしょ、って分かったよなぁ)

  「抗がん剤」→「悪い細胞を殺して体をキレイにする点滴」

(お、何だか怪しい宗教が売り出す「水」みたい)

  「がんの転移」→「悪い細胞のお引っ越し」

(うまい!やまだくーん、座布団一枚!)

  「骨髄抑制による好中球減少」→「体を守るバリアが弱くなっちゃう」

(これ、週間こどもニュースで使えるぞっ)

こんな風に、まぁ要は「ごまかし」のテクニックを駆使されながら、ローティーンの私は「カラダによくないシュヨウ」と闘っていたわけです。

でも、「ごまかし」ではあるけれど、そこには周囲の人々の愛が感じられました。だます、とか、隠す、ことが目的なんじゃなくて、「少しでも苦痛が少ないように」っていう配慮だったわけで
(と、今になって思う)。


正直、ウスウス感づいていたし(苦笑)、あまりの苦しさに、
「病名なんて何でもいいよ〜」
って思っていたのも事実。だって、ガンであれ、そうではない病気であれ、本人にとってリアルなのは、痛みだったり、苦しさだったり、他の子みたいに好きなようには動けない、という現実。
それが何て呼ばれてる病気だろうと、知ったこっちゃなーい。

あの時、きちんと「ガン」って伝えてもらっていたら、確かに何かが違ったのかも知れない。
告知によって、もっと心構えがしっかりして、度胸がすわったかもしれない。

でも、あの時は、あれが家族と主治医が考え抜いたベストの選択だった。
一番信頼していた人たちの選択だから、私はそれを尊重します


余談
その後、20代で再発した時、同じ主治医の第一声は。

「あー、ガン再発ですね」

・・・・

「悪い細胞のお引っ越し」じゃなかったのぉ〜??
Nooooo!!!

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